〈お知らせ〉学生が出版した写真集が、優れた個人出版作品を表彰するイベントでグランプリに!

【広報】学長からお祝いの言葉が贈られました~学生が出版した写真集が最優秀グランプリを受賞~

人文学部英語英米文学科3年生の伊藤未知さんが出版した写真集が、優れた個人出版作品を表彰するイベントで見事、最優秀グランプリに輝きました。

2021年に全線の8割が廃線となった日高本線への想いを綴った写真集『ぼくは日高本線が大好きだった 地元の小学生が記録していた“ありし日”の全29駅』には、浦河町出身の伊藤さんが小学生の頃に撮り溜めた1,000枚を超える写真の中から当時の駅舎や線路、車両などの風景が、伊藤さんのコメントとともに収められています。
選考委員会の審査員からは「著者の宝物を見せてもらっているかのようななんとも言えない幸福感。この作品があればあの頃の日高本線は、ずっと残り続ける」など高い評価を得ました。
写真集の表紙
個人出版アワードで最優秀グランプリに輝いた伊藤未知さん

最優秀グランプリに輝いた伊藤未知さん

「車窓に映る風景が懐かしい。私にとっても大好きなローカル線だった」(学長)

この偉業を称え、学長と人文学部長から伊藤さんにお祝いの言葉とメッセージが贈られました。
  • 「苫小牧から浦河に向かう車中、右手に太平洋、左手に馬牧場がひろがる風景を懐かしく思い出します。私も大好きな路線でした。これからもローカル線の魅力を発信し続け、写真とエッセイによるパーソナルブランドを立ち上げて地域の活性化に貢献するなど、可能性をどんどん拡げていって下さい。」(河西邦人学長)
  • 「写真に添えられた伊藤さんのコメント、その一つひとつに深い味わいがあります。地元の人はきっと喜ぶでしょう。廃線後の今の状況と当時の写真を組み合わせてみるのも面白いかもしれませんね。」(中村敦志人文学部長)
学長からお祝いの言葉を贈られる伊藤さん

学長からお祝いの言葉を贈られる伊藤さん

「列車が駅に停車している姿が好き」(伊藤さん)

かつて太平洋沿いにえりも岬付近まで延びていた日高本線は、2015年1月に高波の被害を受け、鵡川から様似までの約116kmが惜しまれつつも廃線となりました。今回の受賞について伊藤さんは「列車が駅にひっそりと停車している姿が好きで、乗客目線での写真は自分でも気に入っています。読者から“乗っていたときの気持ちを思い出した”、“日高本線に興味を持った”などの感想が寄せられ、とても嬉しい気持ちです」と話されました。
河西学長(左)と中村人文学部長(右)とともに写真集を手にする伊藤さん

学長(左)と人文学部長(右)とともに

  • 発行日: 2024年04月23日
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